青汁は健康にいいけれど髪の毛にも効果はあるの？
健康食品として長く人気の青汁
汁は健康的な食べ物として古くから知られており、健康を保つためや栄養を補うために積極的に飲んでいる人も多いのではないでしょうか。近年の青汁は飲みやすさも追及され、昔と比較しても甘さや口触りがよく飲みやすくなっています。
特にフルーツの甘さを加えて飲みやすくしてあるタイプが女性をはじめ人気となっています。「すっきりフルーツ青汁」や「すごくおいしいフルーツ青汁 GOKURICH」、「めっちゃたっぷりフルーツ青汁」といった青汁でダイエット効果を得たいと考えて取り入れる人も多くいます。
青汁は抜け毛にも効果があるのか
青汁は健康な体を作る効果が期待できるため、青汁を飲むことで抜け毛や薄毛にも効果を得たいと考える人は多くいます。実際に青汁は抜け毛や薄毛といったことにも効果があるとされています。
しかしここで注意が必要なのは、青汁に含まれている原料の効果で抜け毛や薄毛への効果を感じられるわけであって、育毛や増毛といった直接の効果を青汁が持っているのではないという点です。
青汁に育毛作用や増毛作用はなく、髪の毛や頭皮といった部分の健康状態を向上させることで、結果として抜け毛予防になるため、抜け毛にも効果があると言われていることを覚えておきましょう。
抜け毛に効果を期待できる青汁の原料
では青汁の中のどんな原料が抜け毛に効果を示すのでしょうか。青汁に含まれている原料として代表的なものは以下のものがあります。
- 大麦若葉
- ケール
- 明日葉
- 抹茶
これらの原料はほとんどの青汁の原料に使われています。こうした原料をベースにして、飲みやすくするためや栄養を補うために、各企業が独自にほうれん草やモロヘイヤ、ハチミツやフルーツ類を加えています。原料の詳細は企業ごとに異なるものの、上記で取り上げた主原料に使われているものはどれも抜け毛に対しての効果を発揮すると言われています。
ケール
従来の青汁の主原料として使われていたケールには、カルシウムやマグネシウムが多く含まれており、植物性たんぱく質も豊富に含んでいます。ケールのたんぱく質の含有量はほうれん草と比較してもかなり多く、たんぱく質でできている髪の毛を新たに作り出すという点でも効果を期待できます。また、精神を落ち着かせる効果もケールには含まれているので、ストレスによる抜け毛に対しても良いと言われています。
大麦若葉
従来はケール中心の青汁でしたが、苦さが強いといった理由から青汁は飲みにくいものとされいました。しかし、主原料がケールから大麦若葉に変化してきたことで飲みやすさが格段に変わったとされています。ですが大麦若葉は飲みやすいというだけでなく、ケールに負けないほど多くの栄養素が含まれています。
大麦若葉には普段の生活でなかなか必要量を摂取することが困難とされる、亜鉛が多く含まれています。亜鉛は特に男性の抜け毛においてはとても大切な栄養素となります。また、ビオチンという栄養素も大麦若葉に豊富に含まれています。ビオチンは「ビタミン７」とも呼ばれるビタミンの一つであり、育毛効果を期待できる栄養素です。
抜け毛の原因とは
青汁が抜け毛に効果があるとわかったところで、そもそも抜け毛になる原因や理由にはどのようなものがあるのかを先に押さえておきましょう。どんなことが原因なのかを理解しておけば、気をつける点やより効果を感じるためにできることについて意識が向きやすくなります。
抜け毛の原因として知られているのは加齢ですが、年齢を重ねていなくとも抜け毛や薄毛に悩んでいる人はいます。つまり、加齢は原因の一つではあるものの、他にもたくさんの抜け毛の原因は存在するということです。加齢以外の抜け毛の原因と考えられるものは多くありますが、中でも次のような内容が複数原因となっていることが多いとされています。
- 男性ホルモンや女性ホルモンといったホルモンによるもの
- 頭皮の血行不良によるもの
- 食生活の乱れや睡眠不足といった生活習慣の乱れ
- ストレスによるもの
ホルモンによる抜け毛は男性と女性で少しだけ状況が異なります。男性の場合は男性ホルモンが脱毛作用を持つジヒドロテストステロンというものに変化し、髪の成長を阻害するといったことが起こります。一方女性の場合は女性ホルモンのバランスが妊娠や出産、閉経を迎えたりした際に大きく変化を起こします。
こうした期間には、髪の毛の成長を促す作用も持つ女性ホルモンであるエストロゲンが減少してしまい、結果として抜け毛や薄毛が気になりはじめる人が増える傾向にあります。性別を問わず抜け毛の原因として注目したいのは「血行不良」によるものです。
髪の毛や毛根に栄養を送ることで抜けづらい健康的な髪の毛になるだけでなく、新しい髪の毛を作ることができます。しかし紫外線による頭皮のダメージや頭皮の油脂の不足や凝りによって頭皮の健康状態は常に脅かされているため、血行が良くない状態にすぐに陥ってしまいます。
抜け毛に対して青汁で期待できること
男性のホルモンによる抜け毛にアプローチする
抜け毛の原因はいくつかありますが、その中でも青汁によって効果を得られるものを紹介していきます。男性の抜け毛の原因としてはジヒドロテストステロンが抜け毛の主な原因となるため、このジヒドロテストステロンを増やさないようにする必要があります。そのためには男性ホルモンであるテストテロンと結びついて悪さをしてしまう、5αリダクターゼという酵素を抑制することが一般的です。
酵素分泌には亜鉛が関わっているとされており、適度に亜鉛を摂取することで分泌の抑制が可能です。しかし適量を超えて多くの亜鉛を摂取してしまうと、テストステロンの増加を促すことにもつながるので注意が必要とされています。適度な亜鉛の摂取が求められるわけですが、そうした適量で摂取を行うことができる食品として青汁がおすすめなのです。
女性の場合は血液不足を補い抜け毛にアプローチする
女性の場合はホルモンバランスの乱れ以外にも、血液の不足が起こりがちなために抜け毛を引き起こしている場合があります。これは生理や妊娠、出産という女性特有の体の働きにより物理的に血液不足が起こるためであり、血液がないということは血液によって栄養を十分に送ることができずに、髪の毛が栄養不足気味になりやすいためです。
血液を作り出すためには葉酸や鉄分、ビタミンといった栄養がバランスよく必要になりますので、そうした栄養素を一度に摂取する手段として青汁はおすすめだと言えます。
髪の毛を健康に育てる
髪の毛が健康に育つことで抜け毛が防止されます。そのためには満遍なく充実した栄養が必要となりますが、食事だけで栄養素を満遍なく適量摂取することはなかなか難しいです。特にビタミンB群や亜鉛、ミネラルといった栄養素の摂取が難しいとされており、この摂取を補助してくれる商品として青汁はおすすめとされています。
ケールや大麦若葉に含まれるメラトニンは成長ホルモンとも呼ばれ健康な髪の毛を成長させるために欠かせませんし、食物繊維は血行を良くしたり頭皮の皮脂を調整する働きが期待できます。
相乗効果を期待して青汁を摂取しよう
青汁の摂取で抜け毛の対策が可能なわけですが、それは即効性があるものだとは言えません。毎日継続して飲み続けることで健康な髪の毛と頭皮に近づきます。長い目で見て抜け毛対策ができるのが青汁ですので、毎日の飲み方にも注意したいものです。まず青汁の飲む時間としては夕食の前あたりが良いとされています。
栄養が吸収されるためには3時間程度の時間が必要と言われています。ですので、就寝時までに栄養を吸収し終えられるような時間に飲むようにしましょう。また、青汁の摂取の仕方は豆乳で割ってイソフラボンを同時に接する方法が女性におすすめとされています。
これはイソフラボンにはホルモンバランスを整える働きがあるためです。他にもお酒で割って青汁を飲む方法や、天ぷらの粉に混ぜて接収する方法もあります。最低でも青汁は3ヶ月以上は継続して飲むことが必要であるため、自分のストレスにならない青汁の飲み方や摂取の方法を見つけていってくださいね。