青汁を飲むとデトックス効果が得られる?詳しく解説!

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2018.07.23

デトックスとは?

「デトックス」とは、解毒を意味する”detoxification”を短縮した形です。人は日々生活していく中で、体の中に合成化合物や重金属などの化学物質が蓄積します。また、活性酸素も体の中でつくられます。これらは、人の体に良くない影響を与えます。「デトックス」とは、これらの体に悪影響を及ぼす毒素や老廃物などを体内から取り除くことをいいます。

デトックスの方法と人体とデトックスの関係

主な方法とは?

デトックスをする主な方法としては、まずは食生活を見直し改善を図ることがあげられます。また、食物繊維を摂取することや、ハーブティーやミネラルウォーターを摂取する方法もあります。さらに、キチンやキトサンを摂取すること、入浴や岩盤浴などで体を温める方法やマッサージ、鍼灸やキレーション療法、サプリメントを摂取することやファスティングなどもあげられます。

人の体とデトックスの関係とは?

食物繊維は体内でダイオキシンなどを吸着し、体の外に排泄するスピードを2倍から4倍に高め、人の体にダイオキシンなどが与える悪影響を減少できる可能性が指摘されています。しかし、まだ人の体に良い影響を与え健康にするという科学的な立証はありません。そのため、今の段階ではおいて「デトックス」とは、観念的なものであるといえます。

しかし、先述したようなデトックスの方法を用いることで、副腎機能が正常に働き、肝臓や腎臓を中心に、人の体に悪影響を及ぼす毒素を取り除くという働きが活発になり、正常に機能するようになります。言い換えれば、体にもともと備わっているデトックスの働きが活発になることといえます。そして、体内の活発なデトックスの働きは、体を健康な状態へと導きます。

食生活の改善が鍵

質の良いタンパク質の摂取

質の良いタンパク質は、副腎に良い働きをもたらします。体の組織やホルモンの材料となるため、積極的に摂取することが大切です。鶏肉や豚肉、牛肉などの肉類、アジ、イワシやサンマなどの青魚には、n-3系脂肪酸が含まれているためおすすめです。副腎が疲労している人は、腸で行われる消化吸収率が低いです。

また、朝にはコルチゾールが多く分泌されるはずですが、その働きにも支障をきたすため、朝から活力が出ない人も多いです。タンパク質は、ホルモンの材料となる重要な三大栄養素ですが、消化吸収率が低いので、1度にたくさん摂取するよりも、朝昼夜の食事ごとに摂取して不足しないよう心がけることが重要です。

質の良い脂質の摂取

質の良い脂質のおすすめは、アマニ油やエゴマ油などです。その理由は、アマ二油やエゴマ油には、αリノレン酸(n-3系脂肪酸の一種)であるαリノレン酸が多く含まれていることがあげられます。ただ、熱に弱く酸化しやすい性質があるため、ドレッシングに使用するなど摂取の仕方を工夫することが大切です。そうすることで、質の良い脂質の効果を最大限に生かすことができます。

香りや味の強い野菜の摂取

重金属類などを含む体に悪影響を及ぼす物質を解毒する働きを担う器官として、肝臓があげられます。しかし、現代社会の中で多くの人は色んなストレスを抱えているため、肝臓が疲弊していることがあります。その影響で、肝臓において解毒が十分に行われなかった結果、様々な臓器に毒素が巡り、炎症を引き起こしてしまいます。

その結果、副腎への負荷が大きくなるため、副腎の働きに支障をきたす要因となってしまいます。以上のような理由から、解毒する効果が期待できる、玉ねぎやニンニク、ショウガなど香りや味が強い野菜を摂取することがおすすめです。香りや味が強い野菜には、アレルギーや酸化を抑える作用や、肝機能を守り保護する働き、また血糖値を正常な状態に促すよう調整する働きが備わっていることが多いからです。

ビタミンB群の摂取

ホルモンが生産されるプロセスにおいて、ビタミンB群は多くの量のビタミンが消費されます。そのため、副腎が疲弊している人には、足りなくなりやすい栄養素です。豚肉や卵、貝類や海藻類、また玄米などを多くとることが大切です。

その中でもビタミンBの一種である葉酸は体内で血を作り出す効果や、新しい細胞を生成するうえで、とても重要な成分です。そのため、緑黄色野菜やうなぎ、貝類を積極的に摂取することをおすすめします。

ミネラルの摂取

副腎が疲弊している人は、ミネラル類も不足しがちになります。腸の働きが健康な状態ではないことも多く、ミネラルが腸の中でうまく吸収されないことが原因となり、不足しやすくなります。海藻類や貝類には、ミネラルが豊富に含まれているので積極的に摂取することをおすすめします。

毎日1.5~2Lの水を摂取する

毎日1.5~2Lの水の摂取は効果的です。水に溶かすタイプのサプリメントを加え、ミネラルなどを一緒に摂取するのも効果的です。肝臓は、解毒する働きも担っています。その機能が良好な状態を維持するために、水分は血液において重要な働きをしています。

血液は、酸素など様々な物質の十分な供給と生成された物質を必要な体の器官に迅速に運ぶ役割を担っています。血液は、赤血球や白血球などの血球成分以外は水分であり、その量は90%といわれています。そのため、体の中の水分量が減少すると、血液中の水分量も減少し、血液の濃度が濃くなります。

水分の少ない血液はスムーズに流れず、血液を通して運ぶ物質の量も減少します。肝臓は酸素や必要な物質を十分に受け取れない状態になり、その悪影響を大きく受けることになります。水分が不足すると起こる病状の例として、熱中症があげられます。

熱中症は体によくない影響を与えますが、その中のひとつに肝障害があげられます。水分不足の影響を肝臓が受けることから、毎日必要な水分量を摂取することは、肝臓の働きを正常な状態に保つことを助けます。また、水の摂取の仕方は、1度に大量の水分を摂取するのではなく、こまめに摂取することが効果的です。

青汁はデトックスの働きを活発にする

デトックス効果が得られる青汁の成分

食生活を改善する中での水分の摂取に加え、n-3系脂肪酸、またその中でもαリノレン酸、ミネラルやビタミンBなどの成分を摂取することが推奨されていることを述べました。しかし毎日の忙しい生活の中で、1日に推奨されている量を全ての成分において摂取し続けることは困難なことが多いです。

その解決方法として、食生活の改善の補助で青汁を摂取することをおすすめします。青汁は体に様々な良い影響を与えますが、その一部として体内のα-リノレン酸が増えることや、n-3系脂肪酸が増加することが分かっています。

また、緑黄色野菜を含む野菜や果物が配合されているため、ミネラルやビタミンBやその中に含まれる葉酸も摂取することができます。さらに、体内でドコサヘキサエン酸(DHA)が増え、ナチュラルキラー(NK)細胞の働きの活性化も期待できます。

ドコサヘキサエン酸(DHA)の増加

ドコサヘキサエン酸(DHA)は、血液中の中性脂肪(トリグリセライド)の量を減少させる働きがあります。血液中の中性脂肪の値が高いと、血管が詰まりやすくなります。その結果、動脈硬化などの血管疾患になる恐れがあります。

血管が詰まりやすくなるということは、血液の流れを悪くする原因にもなります。しかし、EPAが増加することで、その原因となる中性脂肪の量の減少が確認されました。その結果、血液の流れはスムーズになり、体は健康な状態に変化します。

ナチュラルキラー(NK)細胞の活性化

また、ナチュラルキラー(NK)細胞は人の体内に存在し、体に悪影響を及ぼすがん細胞やウィルスなどの細胞を撃退してくれます。ナチュラルキラー(NK)細胞活性が上昇すると、NK細胞の活動が活発になり、体の中の毒素、また不要物などを異物とみなし攻撃をします。

そして、血液中から毒素や異常細胞などが減少し、ドロドロした血液がサラサラな状態に変化する働きを助けます。そのほかにも、血行促進効果がありますので、血流の状態を良好にし、体を健康な状態に導いてくれます。

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