徹底調査!青汁を飲めば血糖値が下がるというのは真実なのか

817view

2018.07.21

血糖値が高いとどんな危険性があるの?

血糖値とは

血糖値とは、血液中に流れているブドウ糖の濃度のことです。血糖値が高いまま放置すると、血管が傷ついてしまい将来重大な病気につながる可能性があります。ブドウ糖をコントロールする「インスリン」というホルモンの成分が分泌しなくなって、ブドウ糖の数が増えると、糖尿病にかかる可能性があります。正常な血糖値は、インスリンの働きで一定に保たれているのです。

糖尿病になると合併症の危険性がある

血糖値が高い状態が続くと、手や足、目、腎臓の毛細血管が血流障害を起こし以下のようなさまざまな病気を引き起こすのです。

  • 麻痺
  • しびれ
  • 神経障害
  • 糖尿病腎症
  • 網膜症

この状態がさらに悪化すると、動脈硬化が促され心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気につながる可能性があります。血糖値が高いというだけでは症状なしのため病気ではありませんが、長期間続くとさまざまな病気につながる可能性があるということを知っておきましょう。

血糖値をコントロールする、すい臓の働き

血糖値が高いと、すい臓の「インスリン」というホルモンの成分の働きによって、正常な状態へ戻すことができます。反対に「グルカゴン」というホルモンが増えすぎると血糖値が高くなります。

2つのホルモンは良いバランスを保つことで血糖値の良好な状態を維持しています。そこで、すい臓の働きが悪くなると、血糖値をコントロールする働きができなくなります。それではすい臓に負担をかけるものは何なのでしょうか?次項でご説明します。

すい臓に負担をかける食べ物とは?

すい臓に負担をかける食べ物は、多くの糖質が含まれた食品で、白米・パン・うどんなどがあげられます。糖質を多く摂ると、体内に多くのブドウ糖が吸収され血糖値が高くなります。一気に血糖値が高まると、血糖値スパイクという状態におちいります。血糖値スパイクについては後ほどご説明します。

こんな生活をしている人は注意!

長年バランスの悪い食事や運動不足が続くと、糖尿病にかかるリスクが高まります。

  • 運動不足
  • 炭水化物が多い
  • 大食い
  • 糖分が好き
  • 外食が多い
  • 健康診断で注意喚起を受けて改善していない

食生活のバランス改善と運動不足解消をすることが重要です。

こんな人は特に要注意!

以下に当てはまる人は、糖尿病の発症リスクが高くなるという学会データがあります。以下の1つでも当てはまる人は、これからの生活を改善していくことで病気の予防をしていきましょう。

  • 高齢
  • 肥満
  • 家族に糖尿病の人がいる
  • 喫煙
  • 飲酒
  • 高血圧症

上記のほかにも、巨大児出産経験がある人や妊娠糖尿病にかかったことがある人は、糖尿病リスクが上がるといわれています。次項では、血糖値が急上昇すると起こる血糖値スパイクについてご説明します。

血糖値スパイクとは?青汁を飲んで予防しよう

血糖値スパイクとは

糖質が多く含まれる白米・パン・うどんなどの炭水化物は、大量に摂ることですい臓に負荷をかけてしまいます。すい臓の血糖値を抑えるホルモン分泌が追いつかない状態になると、血糖値は急上昇し「血糖値スパイク」が起こるのです。

また、糖質が低い食品でも急いで食べると血糖値スパイクが起こることがあります。血糖値スパイクが継続して起こる状態の生活をしていると、血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなります。インスリンが働かなくなると、血糖値が上がってしまうのです。

血糖値スパイクを予防するには?

血糖値スパイクを予防するには、食物繊維やポリフェノールの働きが重要です。それらの成分を積極的に摂ることでブドウ糖の吸収が遅くなり血糖値スパイクを予防できるのです。ブドウ糖の吸収を穏やかにしてくれる「水溶性食物繊維」は、体内で水に溶けて糖質を吸着してくれます。

水溶性食物繊維は、胃を通ってゆっくりと小腸までたどり着くので、糖質が小腸にたどり着く時間も遅くなります。結果、ブドウ糖の吸収を遅らせ血糖値スパイクを防いでくれるのです。

血糖値スパイクを予防する青汁を飲む時間帯

「食前」に青汁を飲むことで、ブドウ糖の吸収を穏やかにしてくれる食物繊維とポリフェノールが働いて血糖値スパイクを予防できます。食前に青汁を飲むことで、すい臓に負荷をかけない、とても優しい飲み物です。

食物繊維は糖質を吸着し、ポリフェノールは消化酵素の機能を抑制してくれるので、小腸にたどり着くまでブドウ糖吸収が遅くなるのです。そのため、血糖値スパイクを予防するには食前に青汁を飲むように意識しましょう。

血糖値を下げるならインスリンの働きを知ろう

インスリンの働きを向上させよう

平成28年「国民健康・栄養調査」の結果を見ると、糖尿病の疑いがある人は約2,000万人にもおよびます。10年間で減少傾向にありますが、血糖値を上げないために青汁など安易に続けられる飲み物に挑戦する人が増えているのです。

血糖値が上がる理由は、血中のブドウ糖濃度が高くなってブドウ糖をコントロールする「インスリン」という成分が不足しているからです。食事療法と運動療法を試して効果がない場合は、インスリン注射を提案されます。

青汁にはインスリンを向上させる効果はない

青汁だけでインスリンの量を増やすということは難しく、飲むだけで血糖値を下げられるというわけにはいかないようです。しかし、青汁はインスリン機能を正常な状態に戻すサポートをしてくれます。インスリン機能を戻すには、食生活バランスを整えて栄養をバランスよく摂れるよう維持することが必要です。

青汁は高血糖を防ぐ栄養面をサポートしてくれる飲み物

インスリンを正常な状態に戻したい!でも野菜ばかり食べられない…という人のために、青汁は食べ物だけで補うことができない栄養を補ってくれる優れものです。粉末状や液体状で販売されているので、手間がかからず気軽に栄養価の高い青汁を飲むことができます。

高血糖を防ぐには適度な運動と生活習慣が大事

青汁は高血糖を防ぐ手助けをしてくれますが、まずは適度な運動と生活習慣を見直しましょう。1番改善したい生活習慣は食生活バランスです。年齢が高くなるにつれて、代謝が悪くなり食品を過剰摂取していなくても肥満になってしまいます。

特に40代に突入したら食生活には注意しましょう。全く運動をしないという人はストレッチやヨガなど比較的穏やかな運動がおすすめです。生活リズムを整え、規則正しい生活をこころがけてください。また、飲酒は1日1杯程度に抑え喫煙は控えるようにしましょう。

青汁は抗酸化作用がある

青汁には、ビタミンやポリフェノールといった抗酸化作用をもつ成分が含まれています。それらは血管を傷つける活性化酸素の活動を抑制して、血管が傷つくのを予防してくれます。青汁に含まれるビタミンやポリフェノールを摂ることで血管へのダメージを軽減させて守ってくれるのです。

青汁を飲んで高血糖を予防しよう

高血糖対策!青汁を飲む人におすすめの青汁の選び方

高血糖対策で青汁を選ぶ際は、糖質の高いはちみつや黒糖が含まれている商品は避けましょう。血糖値が気になる人のための特定保健用食品「トクホ」の製品は、血圧が高い人には有効です。青汁にも糖質が少なからず含まれているので、一気に飲んでしまうと血圧が上昇することがあるので注意しましょう。

処方箋がある人は医師に相談しよう

血圧を下げる薬を処方されている人は、青汁を飲む前に医師に相談しましょう。薬と青の飲み合わせは、血圧が下がりすぎてしまうことがあるため注意が必要です。血糖値が下がりすぎてしまうと、頭痛やめまいといった症状が現れることがあります。血圧を下げるために青汁を飲み始めても、薬との併用で症状が悪化する可能性があるので、事前に医師に相談することが重要です。

糖分の吸収を穏やかにしてくれる青汁を始めよう

青汁は、栄養価の高い飲み物でビタミン・食物繊維・ポリフェノールなどの有効成分が1つにギュッと含まれています。食べ物だけでは補いきれない栄養補給が青汁を飲むことで可能になりました。自分にあった青汁を見つけて飲み続けることが大切です。

血管損傷を防いで血圧が高くなるのを防いでくれるでしょう。飲む際は、一気に飲んでしまわずにゆっくりと飲むことを意識してください。青汁を飲んで正常な血糖値を保ちましょう。

このコラムが気に入ったら
ぜひ「いいね!」をお願いします♪

みんなに役立つ情報をお届けします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

あわせて読みたい関連コラム

掲載中のコラムを見る